芳根京子さんは数々のドラマや映画に出演していて、誰からも愛される明るい笑顔がすてきな人気女優さんです。
芳根京子さんは2019年の映画『累ーかさねー』と映画『散り椿』で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
この記事では芳根京子さんの出演作品を時系列でご紹介します。
また女優を続ける転機となった映画や監督とのエピソードなどについてもまとめました。
芳根京子の出演作品を時系列で紹介
ここからは芳根京子さんの主な出演作品を時系列でご紹介します。
2013年 ドラマ『ラスト♡シンデレラ』
彼氏いない歴10年の恋に不器用な39歳独身の「おやじ女子」を主人公に、女の本音・男の本音とともにお色気描写を交えて恋愛模様を描く大人のラブコメディ。
芳根京子さんは、大塚寧々演じる武内美樹の娘・咲役で出演していました。
芳根京子さんはこの時16歳で、この作品でも高校生役を演じています。
デビュー作とは思えないほどの演技力で、新鮮さや透明感も兼ね備えていました!
2014年 NHK 連続テレビ小説『花子とアン』
連続テレビ小説「花子とアン」は、山梨の貧しい家に生まれた村岡花子の波乱万丈な半生を描いた作品です。
芳根京子さんは、花子の親友の蓮子(仲間由紀恵)の娘・宮本富士子役を演じていました。
オーディションで役を勝ち取り、17歳にして朝ドラデビューをしました。
まだまだ初々しさが残っていましたが、存在感を見せてくれました。
2015年 ドラマ『表参道高校合唱部!』
かつて合唱の名門校であった表参道高校の合唱部が廃部寸前だったところ、香川県から転校してきた真琴の影響で立て直されていくという青春ドラマです。
芳根京子さんはキャストオーディションで1000人以上の参加者の中から選ばれ、TBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』でドラマ初主演を務め、主演・香川真琴役を演じました。
劇中に登場するすべての歌に背景があり、芳根京子さんがそれを見事に歌いこなしていたのが印象的でした。
芳根京子さんの代表作ともいえる作品です。
2016年 NHK 連続テレビ小説『べっぴんさん』
昭和初期から戦後の高度経済成長期の神戸・大阪を舞台に、主人公のすみれが戦後の焼け跡の中で子ども服専門店を立ち上げ、家族と仲間の女性たちと激動の時代をたくましく生きるという物語です。
芳根京子さんは朝ドラ4度目の挑戦で、2261人の応募者の中からヒロイン・坂東すみれ役に抜擢されました。
女優デビューから3年後に朝ドラ主演ですから、かなりの実力派女優さんですね!
2017年 日曜劇場『小さな巨人』
捜査一課長を目指すエリート刑事・香坂真一郎(長谷川博己)が、所轄に左遷された後に事件に挑むというストーリーです。
芳根京子さんは、香坂真一郎を尊敬している新人刑事・三島祐里役を演じました。
新人刑事ということで初々しさもあり誠実な役柄を演じ、ストーリーに存在感を残していました。
2019年 映画『累ーかさねー』
累計発行部数180万部突破の人気コミック『累‐かさね‐』。を実写映画化した作品です。
キスをすると顔が入れ替わるという不思議な口紅によって、対照的なふたりの女優が激動の運命をたどっていく姿を描いている作品です。
土屋太鳳さんと芳根京子さんのW主演で、芳根京子さんは淵累 役を演じました。
芳根京子さんの可愛さを封印し、狂気に満ちた演技力に圧倒されました。
この作品で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
2019年 映画『散り椿』
藩の不正を訴え出た新兵衛は、時の権力に負け藩を追われ、彼は死の病にかかった妻の篠から最後の願いを伝えられるます。
それは何の因果かかつての友人で良きライバルで篠を巡る恋敵で新兵衛の藩追放にも関わる榊原采女を助けることだったという物語です。
芳根京子さんは篠原美鈴 役を熱演しました。
この作品でも日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞しています。
2021年 映画『Arc アーク』
不老不死の技術が発展した近未来社会で、30歳の姿のまま永遠の人生を歩んでいく女性の運命を描いた作品です。
芳根京子は主演のリナ役で、ひとりの女性を17歳から100歳以上まで演じています。
リナの選択に合わせてガラリと雰囲気が変わるところに、演技をきっちり合わせており、芳根京子さんの演技力の素晴らしさを改めて感じました。
芳根京子の転機となった映画とは?
芳根京子さんは”オーディション荒らし“という異名がつくほどの実力派女優です。
しかし、全力で掴みたいと思っていてもご縁のなかった作品は今でもたくさんあると告白しています。
悔しくて涙したこともあったそうなので、負けず嫌いな一面もあるようです。
そんな芳根京子さんも、女優を辞めるかどうか岐路に立っていた時期があったそう。
その時期に、芳根京子さんは2021年公開の映画『Arc アーク』で7年ぶりの単独主演を演じることになり、転機が訪れたそうです。
この映画は、30歳の姿のまま永遠の人生を歩んでいく女性の運命を描いており、主演のリナ役はひとりの女性を17歳から100歳以上まで演じるという難役だったので、初めはオファーを断ったようです。
芳根京子さんは
その時の自分では力不足だと感じたんです。実力、年齢、経験のどれも及ばないんじゃないかと。
引用元:映画.com
と話していましたが、石川慶監督は、
僕としては“経験していない”というところが大事だと思ったんです。30歳ってどんな感じなんだろう?50歳、60歳って?と知らない部分を埋めていくような作業をしながらリナという人を作っていけたらいいんじゃないかと。
引用元:映画.com
石川慶監督と対話を重ねていくにつれて難役への挑戦を決断したのです。
石川慶監督は舞台挨拶で、女優業を辞めるかどうか岐路に立っていた芳根京子さんに対して
「悩める芳根さんを見て、僕はリナがいると思ったんです」
引用元:映画.com
「自分にとって特別な作品のど真ん中に、芳根京子という特別な俳優が力強く立っていることが心から嬉しく、誇らしく思う」
引用元:映画.com
と当時を振り返りながら、芳根京子さんの労をねぎらい褒め称えていました。
芳根京子さんは、
「このお仕事のお話をいただいたとき、この仕事が自分に向いているのかわからなかった時期で。でも、それも石川さんがすごく優しく包み込んでくださって、今こうしてここに立つことができています。石川さんは私の人生のかけがえのない存在です」
引用元:映画.com
と石川慶監督に対して感謝を伝えていました。
さらに
「これから続ける俳優人生としてもですけれど、芳根京子の人生としてもすごく大切な一本になりました」
引用元:映画.com
と話していました。
芳根京子さんが今後も女優として生きて行く道を広げてくれた作品だったのでしょうね。
そんな芳根京子さんと石川慶監督の出会いは、WOWOWで2018年に放送された連続ドラマ「イノセント・デイズ」でした。
芳根京子さんは、竹内結子さん演じる確定死刑囚の女性を担当する刑務官を演じており、決して出演時間が長いわけではないですが、確実な存在感を残していました。
石川慶監督も芳根京子さんとの出会いについて強烈な印象をもっていたそうです。
今ではクリスマス会も芳根家で一緒に行うという芳根京子さんと石川慶監督。
とても気心知れた仲で、とても仲良しなことが分かりますね。
そんな2人がまたタッグを組んだ作品を見られることを期待したいと思います。
芳根京子のプロフィール
ここからは芳根京子さんのプロフィールをご紹介します。
本名 芳根京子
誕生日 1997年2月28日生まれ
血液型 A型
身長 159cm
出身地 東京都
趣味 料理、お菓子作り、犬の散歩
特技 ピアノ、フルート、持久走、パソコン早打ち
事務所 ジャパン・ミュージックエンターテインメント
芳根京子さんは、中学2年の時に難病の「ギラン・バレー症候群」を発症し、1年間は学校に通うこともできなかったそうです。
ただ今は完治して元気そのものだそうです。
「ギラン・バレー症候群」は再発率2〜5%であり、ときに死に至る可能性のある病気です。
芳根京子さんは
「病を通して命の大切さを実感したし、病を乗り越えたことで芯が強くなったと思う」
と話していました。
その後、高校1年生の時に友達と一緒に行ったライブ会場でスカウトされ芸能界に入りました。
まとめ
この記事では
・芳根京子さんの主な出演作品
・芳根京子さんと名監督とのエピソード
・芳根京子さんのプロフィール
についてまとめました。
芳根京子さんは現在放送中のドラマ「まどか26歳、研修医やってます!」で主演・若月まどかを演じ、話題になっていますね。
今後も芳根京子さんのご活躍を応援したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。