日曜劇場『キャスター』の第1話から最終話までのネタバレ考察

日曜劇場『キャスター』は、生ぬるい報道体制を正すことが使命で、番組を正すためにやってきたと豪語する進藤壮一(阿部寛)が、“真実を伝える”ためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行い、闇に葬られた真実を暴き裁いていくという完全オリジナルストーリーの社会派ドラマです。

視聴率低迷にあえぐ民放放送局JBNの報道番組「ニュースゲート」のメインキャスターに抜擢された進藤壮一。

同僚である崎久保華(永野芽郁)や本橋悠介(道枝駿佑)をはじめ周囲を巻き込み、報道を変えていくところが見どころです。

この記事では、日曜劇場『キャスター』の第1話から最終話までのネタバレ考察について、書いていきたいと思います。(この記事にはネタバレを含みます。)

もくじ

ドラマ『キャスター』のキャスト相関図

進藤壮一が周囲を巻き込んでいく構図で、報道の真の姿を取り戻していくという社会派ドラマです。

主なキャストについての相関図です。

日曜劇場『キャスター』のキャスト相関図
引用元:日曜劇場「キャスター」人物相関図(C)TBS

ドラマ『キャスター』の第1話ネタバレ考察

第1話「毒を毒で制す男」は、2025年4月13日に放送されました。

『キャスター』第1話あらすじ

民放テレビ局JBNの報道番組『ニュースゲート』は、40年の歴史を持つ看板番組でありながら、視聴率の低迷に悩んでいました。

そんな中、JBNの国定義雄会長(高橋英樹)は、公共放送から進藤壮一(阿部寛)を引き抜き、新たなメインキャスターとして迎え入れます。

進藤は、「この番組を正すために来た」と宣言し、従来の慣例を次々と破っていきます。

総合演出に抜擢されたばかりの崎久保華(永野芽郁)は、進藤とベテランスタッフの間で板挟みとなり、対応に苦慮することに。

リニューアル初回の目玉として、内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)の生出演が予定されていましたが、秘書から急きょキャンセルの連絡が入ります。

慌てるスタッフたちをよそに、進藤は新人ADの本橋悠介(道枝駿佑)と共に羽生本人に会いに行き、贈収賄疑惑について直撃します。

しかし、その場で羽生が病魔によって倒れるという予想外の出来事が発生し、『ニュースゲート』はメインキャスター不在のまま生放送に突入することとなります。

『キャスター』第1話を考察してみた

考察① 進藤が報道で真実を明かすことにこだわる理由

進藤の父が火事で亡くなる場面は、第1話の中でも特に象徴的で深い意味を持つシーンであり、進藤のキャラクター形成と「報道に対する姿勢」に大きく影響していると考察できます。

進藤が“毒を毒で制す”ような過激な報道姿勢を取る理由は、「真実を伝えなければ、誰も動かない」と体で学んだからかもしれません。

火事のことをメディアがどう伝えたのか、報道されなかったのか、それとも見世物にされたのか。

実際はどうなのか不明ですが、進藤の目にはメディアが父を救ってくれなかったというふうに映り、社会の冷たさを身をもって感じたのかもしれません。

この出来事が「報道マンとしての核」となり、真実を追求しなければならないと進藤を突き動かしていると考えられます。

考察② 進藤と羽生元官房長官の過去の因縁

進藤が羽生を追及する背景には、個人的な因縁があることが示唆されます。

​進藤は羽生に対し「あなたを許さない理由がある」と語っており、2人の過去に何らかの重大な事件があった可能性があります。

その事件とは、第1話冒頭の進藤の父親の死であると考えられ、人を死に追い詰めた深い闇に羽生元官房長官は関与していたと考察します。

​この因縁が今後の物語の鍵となるでしょう。

ドラマ『キャスター』第2話ネタバレ考察

第2話は2025年4月20日に放送されました。

『キャスター』第2話あらすじ

六本木のスポーツバーに警察の捜索が入り、従業員や客が賭博容疑で逮捕されるところから幕が上がります。

その場にいた日本バレーボール界のエース・名和(鈴木貴之)とアナウンサーの小池(月城かなと)も任意同行されたとわかり、JBNは騒然となります。

​騒動を知ったイーストリーム社が国際バレーボール選手権のメインスポンサーを降りると言い出しましたが、​そうなれば国際バレーを主催するJBNは大赤字になり​番組予算に影響も出かねない緊急事態に。​

進藤(阿部寛)はイーストリーム社の社長・仁科(宮川一朗太)に会いに行き、名和選手の潔白を明らかにすると言い切ります。​

そんな中、釈放された小池は進藤の助言に基づき番組内で、

「友人と飲んでいただけで、店のVIPルームで賭博が行われていたことは知らなかった」

と直接釈明しました。

しかしその後、進藤が予定外の質問をぶつけたことで、小池の口から誰も想像していなかった話が飛び出します。​

それは、じつは小池は名和と交際しており、その日は店でプロポーズされていたことを明かしたのです。

これで二人の潔白が証明されたと思われましたが、警察が名和にだけ携帯電話を返していないことが判明します。

その携帯に、賭博の胴元と思われる口座との金銭のやりとりがあったこと、さらに名和が、オンラインのスポーツ賭博において、全日本のバレーボールの試合のみ的中率80%を誇る予想屋「ALLAN」と結託して、八百長に加担したのではないかという別の疑いが持ち上がったのです。

しかし、名和にかけられていたスポーツ賭博疑惑と八百長疑惑は、じつは彼の昔からの親友であり、かつ専属トレーナーである今井が裏で行っていたことが判明したのです。

『キャスター』第2話を考察してみた

第2話はスポーツ賭博疑惑と政治的陰謀が絡み合うストーリーになっていました。

考察① スポーツ賭博疑惑と名和選手の潔白

六本木のスポーツバーでの賭博容疑により、日本バレーボール界のエース・名和選手とアナウンサーの小池奈美が任意同行されました。

​進藤は、名和選手の潔白を証明するために奔走します。​

最終的に、名和選手の専属トレーナーである今井が「ALLAN」として賭博に関与していたことが判明し、名和選手の潔白が証明されます。

考察② 内閣官房長官・羽生剛の急死とその背景

進藤が第1話で対峙した内閣官房長官・羽生剛が突然死亡するという衝撃的な展開が描かれます。

JBN会長・国定義雄の「ありがたいねぇ。秘密を墓場まで持っていってくれた」という意味深なセリフから、羽生の死には何らかの政治的な背景があることが示唆されます。

“秘密”とは何なのでしょうか。

国定にも黒い影があるような予感がしています。

次回以降のストーリー展開にも深く関係していきそうです。

ドラマ『キャスター』第3話ネタバレ考察

2025年4月27日放送の第3話は、科学と報道の倫理を鋭く描いたエピソードでした。

『キャスター』第3話のあらすじ

帝都大学の研究員である篠宮楓(のん)が、新たな万能細胞「iL細胞」を発表し、世界的な注目を集めます。

​これは、ノーベル賞を受賞した高坂教授(利重剛)の「ivs細胞」を超える発見とされ、再生医療に革命をもたらす可能性があると期待されます。​

しかし、篠宮は取材を一切拒否し、SNS上では研究不正の疑惑が広まり始めます。​

彼女の研究を支える栗林教授(井之脇海)が、本橋悠介(道枝駿佑)の大学時代の先輩であることから、報道番組『ニュースゲート』は篠宮への独占インタビューを企画します。

インタビュー当日、進藤壮一(阿部寛)は「iL細胞はでっちあげだ」とSNSで発信していた高坂教授にも独自取材を行っていました。

2つのインタビューが同時に放送されることで、「科学雑誌がiL細胞論文を取り下げ、実験データの改ざんを指摘した」というニュースが飛び込みます。

本橋は、勝手なことをしたと進藤に激怒し、栗林はデータの改ざんなんてするはずがないと食い下がります。​

そんな本橋に対して「ジャーナリスト気取りのADくん」と進藤はバッサリ言い放ちます。

その後、栗林が自殺未遂を起こす直前に、栗林から実験の不正データが本橋のもとに送られます。

それをもって小野寺教授(花總まり)を問い詰めるも、栗林があくまで個人的にやったことだと言い返されてしまいます。

進藤はこの状況をみて、小野寺教授にデータの改ざんを指示されていた栗林が、本橋に助けを求めたということだと推測します。

研究費を集めるために科学者は改ざんまでして結果を出さなければならないという実情が明らかになります。

そして、最終的には組織学研究所と大学が手を組んで「iL細胞」の作成の実験をするシーンにも表れているように、何度も試行錯誤して成功に至るというストーリーになっていました。

『キャスター』第3話を考察してみた

考察① iL細胞と研究不正疑惑

篠宮楓(のん)が発表した新たな万能細胞「iL細胞」は、再生医療に革命をもたらす可能性があると注目されました。

しかし、彼女が一切の取材を拒否し続けたことで、SNS上では研究不正の疑惑が広まりました。

​この展開は、現実のSTAP細胞事件を彷彿とさせ、科学界の倫理や報道の役割は何なのか問われています。

考察② 科学と報道の倫理的ジレンマ

篠宮の研究に対する不正疑惑と、それを報道する進藤の姿勢は、科学と報道の倫理的ジレンマを浮き彫りにしています。

​研究の真偽を追求する報道の役割と、報道によって研究者の名誉が傷つく可能性とのバランスが問われています。

考察③ 若手キャストの成長と役割

崎久保華(永野芽郁)と本橋悠介(道枝駿佑)の成長も、第3話の見どころの一つです。

​特に、崎久保が進藤と対立しながらも信念を貫く姿勢や、本橋の新米ADとしての努力が描かれ、視聴者から「応援したくなる」との声が上がっています。

ドラマ『キャスター』第4話ネタバレ考察

2025年5月4日放送の第4話は、女子中学校で発生した盗撮事件と、それに関連する闇バイト殺人事件の真相に迫るエピソードでした。 

『キャスター』第4話のあらすじ

報道局長・海馬(岡部たかし)の娘・灯里(竹下優名)が通う桐桜女子中学で盗撮騒動が発生。海馬の指示で、総合演出の崎久保華(永野芽郁)と新米ADの本橋悠介(道枝駿佑)がバスケ部の取材を名目に学校を訪れます。生徒たちから話を聞くうちに、バスケ部顧問の芳賀(高橋努)が盗撮に関与している可能性が浮上します。

一方、キャスターの進藤壮一(阿部寛)も取材に同行。実は、彼の娘・すみれ(堀越麗禾)も同じ学校に通っており、進藤は彼女との再会を果たします。しかし、すみれは進藤に対して冷たく接し、「事件が解決したら、もうあなたは学校に来ることはないと思ったから」と協力の理由を語ります。さらに、すみれの母・恭子が彼女の目の前で刺された過去が明かされ、進藤との関係に深い溝があることが示されます。

同時期に発生した女子大生殺害事件の犯人が、盗撮サイトでの闇バイトにも関与していたことが判明。その盗撮サイトには、桐桜女子中学バスケ部の映像が掲載される予告があり、二つの事件の関連性が浮かび上がります。進藤たちは、学校内に犯人がいる可能性を視野に入れ、事件の真相解明に奔走します。

最終的に、すみれの協力もあり事件は解決に向かいますが、進藤とすみれの親子関係には依然として深い溝が残ります。すみれは進藤に対し、「(事件は)もう終わったんでしょ? 二度と関わらないで」と言い放ち、立ち去ります。 

進藤は崎久保とともに桐桜女子中学校の警備員室への調査を続けます。盗撮を指示していた警備員はスマホを2台もっており、1台しか回収されていないことに疑問をもった進藤はスマホとパソコンを警備員室の天井から発見しました。これが確たる証拠となり、闇バイトでの殺人の指示役が判明したのでした。

『キャスター』第4話を考察してみた

考察① 進藤の元妻が刺された理由は?

ストーリー中盤で、進藤の元妻で、すみれの母である横尾恭子(相築あきこ)が何者かに刺される衝撃的な回想シーンがありました。

また、崎久保の母親が台所で、難病支援団体からの封筒を燃やしているところを、崎久保が見つめている印象的な回想シーンもありました。

この難病支援団体は横尾恭子の刺殺事件に関連している可能性が高く、進藤もずっとこの団体のことを調べているということも明らかになってきました。

崎久保自身も、この難病支援団体によって家族をぶち壊されたという辛い過去を経験しています。

第4話で浮き彫りになってきたのは、盗撮サイトと難病支援団体が何らかの関わりがあるということ。

元夫である進藤にとっても、家族が襲われたことは一大事であり、なにか関係があったことが推測されます。

進藤の過去についても、今後少しずつ分かってくるはずです。

ストーリーからますます目が離せませんね!

考察② 進藤と娘のすみれの間にある溝とは?

娘のすみれは、自分が進藤の娘であることを知られていない学校に入り、生活していました。

進藤が学校に取材に来たときも、まるで進藤を避けるような態度をとって、学校に2度と来ないように釘を刺していました。

両親が離婚後、すみれは母親と一緒に暮らしていたようですね。

なぜすみれは、元父親である進藤に対して確執が生じたのでしょうか?

進藤は報道の仕事に明け暮れ、家庭を顧みなかったのでしょうか。

もしかしたら、元妻の横尾恭子が刺された事件にまつわる報道について進藤も携わっており、すみれが報道の残酷さに心痛めたからなのではと考察されます。

報道は真実を伝えて、より良い社会を作るためにある。

それが当事者にとっては辛い未来へとつながってしまうこともある。

そんなことを言いたいのではないかと思われます。

報道が今後さまざまな事件を解決していくなかで、進藤とすみれの関係性が今後どう変わっていくのか見所です。

ドラマ『キャスター』の第5話ネタバレ考察

『キャスター』の第5話あらすじ

報道番組『ニュースゲート』のチーフディレクター・梶原(玉置玲央)は、旧知の赤坂南署署長・竹野(緒川たまき)から、警察官による女性暴行事件のもみ消しに関する内部告発を受け取ります。

しかし、竹野はニュースゲート独自の取材で告発を行う予定でしたが、事件を否定する記者会見を突然開き、梶原との約束を破ってしまいます。

この裏には、警視庁参事官の村崎(手塚とおる)の圧力がありました。

梶原は独自に事件の真相を追いますが、警察からの圧力により、テレビ局JBNは警察への取材を禁止され、梶原自身も番組を降板させられます。

一方、キャスターの進藤(阿部寛)は、村崎から被害女性が過去に暴行事件を起こしていたという情報を入手し、番組で報道します。

これにより、JBNの取材禁止は解除されますが、被害女性への非難が高まります。

署内の不正を告発することを諦めていなかった竹野は、決定的な証拠を梶原に託し、報道に告発を委ねることに。

進藤は一日署長として赤坂南署を訪れ、署内のパソコンから、村崎の指示で調書が削除された証拠を入手します。

さらに、JBN局内の情報漏洩者が社会部部長の駒井(安井順平)であることを突き止めます。

また、竹野からの決定的な証拠から、村崎と反社会勢力との金銭的なつながりも明らかになります。

番組の最後で進藤は、視聴者に向けて「沈黙が続く限り、この社会の構造は決して変わらない」と訴え、組織の不正に対する問題提起を行います。

『キャスター』の第5話を考察してみた

考察① 内部告発のリアルな怖さ

梶原は警察署長の竹野から情報をもらったけど、その竹野が突然手のひら返して会見を行うシーンがありました。

この場面をすごくリアルだと感じ、組織の圧力とか、告発する側の怖さが生々しかったですよね。

あと、梶原が番組から外されるっていうのも、現実にも起こり得ることで、組織のために理不尽なことが起こるということを描写していました。

考察② 進藤の“暴走”が今後の展開のカギ?

進藤が署に潜入して証拠をゲットしたのって、やりすぎ感もありましたけど、視聴者としては「よくやった!」ってスカッとしましたよね。

でもこれ、冷静に考えるとやばいことをしてるってことですよね。

「目的のためなら手段は問わない」タイプになってきてて、今後も暴走するのかと考えると、進藤のJBNに入った本当の目的が見えてきそうな予感がしています。

考察③ 情報漏洩の黒幕は駒井部長だった

これはまさかの展開で、JBNの社会部の駒井部長が警察の裏の闇の存在を知っていたというもの。

駒井部長の甥っ子が反社会的勢力とつながっていて、暴行事件を起こしてしまった警察官だという事実に衝撃を受けましたよね。

「なんか怪しいな」くらいだった人が、がっつり裏切り者だったってことで、JBN内部の腐敗も見えてきました。

JBN内部に、他にも黒幕がいるとすれば、国定会長がカギを握っていると思われます。

考察④ 清掃員の鍋田雅子は一体何者?

清掃員の鍋田雅子(ヒコロヒー)の言動に、SNSでも注目が集まっており、一体何者なのか憶測が飛び交っています。

進藤によれば、梶原のスクープを社会部に漏らすように内通者が工作していた瞬間の隠し撮り写真は、なんと鍋田が撮ったものであるようです。

鍋田は清掃員と見せかけて、じつはJBN内部の不正を取り締まる捜査官のような存在なのかもしれません。

今後の展開が注目されますね。

ドラマ『キャスター』第6話ネタバレ考察

『キャスター』の第6話あらすじ

進藤がキャスターを務める報道番組『ニュースゲート』は、脳死と診断された夫の肺を娘に移植したいと訴える藤井真弓(中村アン)のケースを取り上げ、現行の臓器移植制度の問題点を報道します。

放送後、藤井親子への同情と支援の声が広がりますが、週刊誌の記事によって世間の反応は一転し、非難の的となってしまいます。

真相を確かめるため、崎久保と本橋は、藤井が利用している医療サポート団体「ひまわりネット」を訪れます。

この団体は、進藤が長年追い続けていたものであり、難病を抱えていた崎久保の姉とも深い関係があることが判明しました。

18年前、崎久保の姉は海外で移植手術を受けようとしたが、海外の臓器売買の違法性をスクープした進藤によって、移植手術が差し止められ亡くなってしまいました。

海外の貧しい人が臓器提供することで収入を得なければ生きていけない現実を悪用している臓器売買。

藤井は崎久保を利用し騙しながら、結局は「ひまわりネット」のサポートを受け海外で臓器移植を受けることを決意しました。

「ひまわりネット」による違法な臓器売買をスクープするため、警察とJBN報道チームは協力して藤井親子の行方を追います。

トルコでの移植手術と思わせて、移植手術は日本国内で行われるとの情報を掴んだ進藤。

藤井親子にはどんな運命が待ち受けているのでしょうか。

『キャスター』の第6話を考察してみた

考察① 「ひまわりネット」の本当の目的は?

医療サポート団体「ひまわりネット」は臓器売買にかかわっており、海外から適合する臓器の持ち主を招いて、日本国内で闇手術をしていることが判明しました。

そして海外で移植手術をすると偽って、実は国内での移植手術を行うことも明らかになってきました。

臓器提供を求める患者や家族を助けたいという思いが根底にはあるのかもしれませんが、臓器売買で得た多額の金銭が、黒い組織に流れているとも考えられます。

第6話以前にも、ひまわりネットと同じマークのついている反社会勢力の存在が出てきました。

ひまわりネットと反社会勢力との関係が今後のストーリーで明かされるはずです。

考察② 「ひまわりネット」と崎久保の父の関係は?

いまでも臓器売買に関与している「ひまわりネット」代表の深沢(新納慎也)が男と車で密会しているところを撮られていました。

その男は崎久保の父(山中崇)。

第4話の崎久保の幼少期の回想シーンで、崎久保の姉が海外移植手術を受けることを反対して止めようとしていました。

崎久保の父は医者であり、海外移植の違法性について十分に理解しているはずなのに、なぜ「ひまわりネット」の深沢と密会していたのか。

崎久保の姉・さらの死を経験し、法律を犯してでも臓器移植を望んでいる人たちを救いたいと思うようになったのかもしれません。

ドラマ『キャスター』第7話ネタバレ考察

『キャスター』の第7話あらすじ

藤井真弓(中村アン)は、娘のユキノの命を救うため、違法な移植手術を決意する。

それが国内の愛協病院で行われることを掴んでいた進藤は、藤井親子が来るのを待ち受ける。

そこに現れた男は、ひまわりネットの深沢武志と電話をつないで、進藤にスマホ画面を見せていた。

「娘に危害を加えてほしくなければ、俺とその男を逃がすように」と深沢から言われた進藤は、仕方なく了承する。

藤井真弓は警察に逮捕されるが、「セカンドオピニオンを聞きに来ただけ」だと嘘をつき、なんとか釈放される。

当時、愛協病院に止まっていた車のドライブレコーダーを確認した崎久保は、進藤にスマホを見せていた男が、自分の父親で医師の川島圭介であることを知る。

崎久保は川島に会いに行き、深沢の仲間になった理由について聞く。

川島は、崎久保の姉の沙羅が、結局移植手術を受けられずに死んでしまったことに対して後悔の念を抱いていた。

進藤は尾野(木村達成)に、ユキノを助けるためのクラウドファンディングの偽サイトを作らせ、そこに2億円も集まっているように見せかける。

進藤は川島のもとへ行き、川島の娘である崎久保のことをひきあいに出し、協力を求める。

川島は深沢にユキノの移植手術を決行するよう仕向ける。

しかし実際に深沢が用意したドナーは、適合するかどうか分からないドナーであり、そこへ進藤や警察が現れ移植手術は阻止され、深沢は逮捕される。

しかし進藤はユキノの実母をアメリカから探し出し、ドナーとして日本へ迎え入れており、無事に移植手術は成功する。

川島は移植を求めている患者の命を救いたいという信念を貫き通し逮捕される。

後日、深沢は刑務所で服毒自殺をしてしまう。

『キャスター』の第7話を考察してみた

考察① ひまわりネットの上に組織がいる?

ひまわりネットの深沢は、違法な臓器売買や手術の斡旋をしてきた。

しかし、進藤が藤井ユキノの移植手術を阻止したことで、深沢は資金を得ることができなくなり、頭をかかえていた。

そこでユキノのクラウドファンディングに2億円集まっており、手術が無事終われば組織に上納金を払えることを、深沢は川島から進言され、ユキノの手術の決行に踏み切った。

臓器売買によって得た金は、ひまわりネットの上の組織に流れているということのようだ。

その組織の正体が、進藤によって暴かれることを期待したい。

考察② 鍋田は清掃員ではなく一体何者?

鍋田は第7話でも怪しい動きをしていた。

国定会長の部屋の前で、国定会長の電話での話に聞き耳を立てていた。

JBNの清掃員として働いているように見えるが、JBNの中の不正を働く者を取り締まっているようにも思える。

第5話では、JBN内の警察への内通者を進藤に知らせるなど、JBNを守り真実を報道することに貢献している。

鍋田は進藤サイドの人間なのだろうか。

今後も、鍋田の動向が注目される。

ドラマ『キャスター』の第8話ネタバレ考察

『キャスター』の第8話あらすじ

原子力関連施設が集中する芦根村で大規模な山火事が発生する。

JBNは現地取材や中継を結ぶために、撮影部隊を現地へ送る。

実はこの村は山井(音尾琢真)の故郷であり、山井の父の和雄(山本學)が火災現場付近で行方不明となってしまう。

一足先に現地入りしていた進藤は、尾崎(谷田歩)と偶然再会し、尾崎を通じて羽生元内閣官房長官(北大路欣也)の息子・真一(内村遥)に災害対策の協力を仰ぐ。

恵みの雨もあり、大規模な山火事は無事に鎮圧され村に安堵が広がる。

行方不明だった山井和雄は元原子力燃料再処理センターの元所長であり、現在は認知症を患っているが、無事に助け出される。

山火事の発生により、43年前の自衛隊輸送機墜落事故を思い出し、当時の息子のことも思い出した。

助け出した江上によれば、山井和雄はセンター近くにいたようだが、進藤はウソだと見破り、自身の足で山の中に入り、山井和雄のGPSの経路をたどってみる。

そこには洞窟があり、その中を進んでいくと鍵がかかった扉を見つける。

その鍵をあけるために、入院中の山井和雄に面会し、鍵の番号を入手する。

鍵をあけて進んでいくと、あとからやってきた江上から、影山重工の土地だと言われ出ていくよう言われる。

進藤は、この山火事と自衛隊輸送機墜落事故との関係性について本格的に調査を始めることになる。

一方、崎久保は、進藤が芦根村に土地勘があることや、単独行動が多いことに違和感を覚え、進藤の過去について探り始める。

『キャスター』の第8話を考察してみた

考察① 自衛隊輸送機の墜落事故と進藤の父の死の関連性は?

43年前の自衛隊輸送機の墜落事故の取材のあと、自宅に戻ってきた進藤の父は、いつもの様子とは違ってやさぐれていた。

その夜、進藤の父はガス爆発で自殺をはかる。

進藤の父は取材によって、国家の重要機密情報を知ってしまい、命を追われることになり、自殺に至ったのかもしれない。

進藤の父も報道マンで、真実を追求しようとした結果、恐ろしい現実を突きつけられたのだと考えられる。

考察② 芦根村の洞窟に隠されたものは一体なに?

山井の父や江上が必死に隠そうとしているもの。

原子力再処理センターの近くの洞窟に、43年前の自衛隊輸送機墜落事故と関係あるものが隠されているはずである。

それは今でも受け継がれていることが今回の第8話で分かった。

芦根村には、羽生議員やその後ろ盾に影山重工という存在があった。

羽生議員と影山重工は昔から癒着しており、原子力発電に関しても大きな影響力があった。

もしかしたら、原子力発電施設が自衛隊輸送機墜落事故の原因となったのかもしれない。

しかし、その原因が世の中に知れ渡ると、一気に芦根村や原子力発電の存在が危ぶまれるので、それを避けたかったのかとしれない。

考察③ 本橋は進藤を本当に裏切ったのか?

最後のシーンで、過去に進藤が羽生議員から賄賂を受け取ったことを本橋がリークしたことが明らかになった。

なぜ急に本橋がこの件を持ち出してきたのか謎で仕方なかった。

本橋は、進藤のことを慕ってこれまでいろんな仕事を一緒にやってきた。

本橋が進藤のことを裏切るような理由はないように思えるが、、。

黒幕の1人はJBNの国定会長だと考えられるが、その国定会長と羽生元官房長官は共に悪事を働いてきた仲であり、その羽生元官房長官から賄賂を受け取った進藤に対して、国定会長は動き出すことが考えられる。

ドラマ『キャスター』の第9話ネタバレ考察

『キャスター』の第9話あらすじ

43年前、自衛隊輸送機墜落の現場を取材しようとしていた松原哲(進藤の父)は、その場に山井和雄の姿を見つけた。

山井和雄の日記によれば、当時、松原哲は山井に取材のアポをとり、山井と松原ともう1人の謎の人物である約束をとりかわしていたが、後日その約束が破られたとのことだった。

自衛隊輸送機墜落事故や、影山重工と原子力再処理センターによって隠蔽されているものを探り続ける進藤。

そして進藤は何者かに命を狙われることになり、江上が経営する食堂でガス爆発に巻き込まれそうになったが、一足先にお店に到着した山井和之が進藤と間違えられ、ガス爆発の犠牲になり死んでしまった。

この事件は、原子力再処理センター長の江上が、何者かに振動をおびき寄せるように指示され実行した結果起きてしまった悲劇であった。

江上は影山重工の会長の指示により放射性物質のプルトニウムを運搬していたが、実際は会長の娘婿の池内からの指示だったことが判明。

そのプルトニウムは、池内が第三者へ横流して、利益を得るためのものだった。

この横領事件は、JBNの滝本(加藤晴彦)によってスクープされ、進藤とともに真相を暴くことになった。

横領事件に加担していた江上は自首することを決意し、進藤に山井和雄と松原哲と国定会長の3人の写真を見せてくれたのだ。

山井和雄に、約束を破った裏切り者を確認すると、写真の中の国定会長を指差した。

松原哲のライターを国定会長がもっており、松原哲の遺品のライターは国定会長が使っていたものだった。

というのも、国定会長は松原哲をガス爆発で殺すために、自分のライターを投げ込んだのだ。

進藤は国定会長に詰め寄り、自分の父である松原哲が国定会長によって殺されたことをつきとめたのだった。

『キャスター』の第9話を考察してみた

考察①国定会長はなぜ山井和雄と松原哲と交わした約束を破ったのか?

松原哲も国定会長も記者として、自衛隊輸送機墜落事故の真相について取材をしていた。

自衛隊輸送機墜落事故に隠された真相を世の中に伝えることを3人で約束していたのではないだろうか。

松原哲は、正義感が強い人間で真相を暴いて真実を報道するという信念を常に持っていた。

しかし、国定会長は国家権力に屈し、報道の正義を貫き通せなかった。

賄賂を受け取ったのかもしれないし、記者として世で生きていけなくなると恐れたのかもしれない。

考察②松原哲は自殺ではなく何者かによって殺された?

松原哲は、自衛隊輸送機墜落事故の真相について追っていた。

当時現場にいた山井和雄に取材するなど、真相に近づき国家規模の隠蔽を暴こうとした矢先に、国家権力によって松原哲は脅され、記事がもみ消されてしまい世に出ることはなくなった。

そのような事実も一切消し去るために、松原哲は国家権力からの指示によって殺害された。

国家権力とつながっていた国定会長が松原哲殺害の実行役になった可能性が高い。

ドラマ『キャスター』の最終回ネタバレ考察

最終話放送終了後に追記します!

『キャスター』の最終話あらすじ

ドラマ『キャスター』の最終話を考察してみた

まとめ

この記事では、日曜劇場『キャスター』の第1話から最終話までネタバレ考察しました。

進藤が父親の松原哲を亡くした過去、なぜ死んでしまったのか真相を少しずつ近づいてきました。

崎久保や山井など、進藤の過去につながっている人物がJBNの中にも存在し、緊迫したシーンが数多くみられました。

進藤は真相を突き止め、真実を白日の下にさらすことができるのか、みどころになっています!

今後のストーリー展開にも期待しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

年間100本ドラマを見ているアラフォー主婦です。
ドラマが大好きで毎日子どもが寝たあとに撮りためたドラマを見るのが日課になっています。
ネタバレや考察なども書いていくので、ドラマを見逃してしまった方や、ドラマの内容を詳しく知りたい方にもお役に立てる情報をお届けできるかと思います。
ドラマをいろんな角度からアプローチして、ドラマをより楽しめるようにブログを発信していきます。

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